カメラバッグ「ボノ」のショルダーベルトは革製だ。それ故に夏場に速乾性の高い服を着ようものなら、蒸発した汗で革がベタベタに湿ってしまう惨事に見舞われることも。革に水分は非常に厄介なので何とかしたいところ。手っ取り早いのは状況に応じてベルトを別なものに交換することだが、あいにくボノのベルトは取り外せないのだ。
そこで夏場だけでもベルトに何か取り付けておこうと思い、千円でお釣りのくるクッションパットという物を購入してみた。その名の通り本来は硬いベルトにクッション性を持たせたい時に使うものだが、これが肩とベルトの間にあれば汗の浸透を防げるのではないかという訳だ。
カラーはブラック・ブラウン・グレーの3色あったので、一番ボノに馴染みそうなブラウンを選ぶ。開封してみると何となく石油でも付いたかのような臭いがしたが、これはまあそのうち消えていくだろう。
外観は幅が7cmで長さが21cmほどある。作りはよくショルダーベルトに付いているパッドそのものといったところ。違いは外側にベルクロが付いていて、幅5cmまでのベルトに着脱できるようになっていることだ。
さっそくボノのベルトに装着してみると専用品の如くピッタリのサイズだった。それだけにしっかり締め付けるようにベルクロで固定するとズレにくくていい感じ。長さはもう少し長いほうがいいと思うが仕方ない。見た目はベルクロ部分しか革を隠さない上に色合いもブラウン系なので割と違和感がなかった。
使用感が気になるところだが素の状態で掛け慣れているので、間にクッションが入ると密着感が薄れて違和感がある。まあ単純に慣れの問題かもしれない。すべり止めの加工がなされていないので滑りやすい気がするが、一方でクッション性はアップするので、これは長時間使ってみないと何ともいえないところである。
それよりも最大の問題はどれだけ汗が革に移るのを防げるかで、とりあえずは気温の高い日限定でしばらく使ってみることにする。
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