サンデン交通「休日おでかけ1dayパス」で秋芳洞・秋吉台に行ってきた

2016年1月3日、サンデン交通の「休日おでかけ1dayパス」という、1日乗り放題で1000円という格安フリー切符を利用して、秋芳洞&秋吉台に行ってきた。

sandenkotsu-akiyoshi-4

ちなみに下関〜秋芳洞を普通に往復すると3600円の出費となり、他の交通機関でも結構高くなるので1000円で往復できるのは有り難い。往復4時間も路線バスに揺られて秋芳洞まで行く気になったのも、この切符と下関から秋芳洞への直行便があったからだ。

下関駅バスのりば (X-T1 + XF16mm F1.4R)
下関駅バスのりば

下関から秋芳洞へのバスは1日8往復あり、今回は8時30分発の便に乗ってみる事にする。下関駅に到着したのは午前8時頃で、天候は曇り空でパッとしないものの、気温が高めで割りと過ごしやすい。

バス車内から見る関門橋 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
バス車内から見る関門橋

しばらく待っていると駅舎の脇にある2番乗り場に秋芳洞行きがやってきた。定刻通りに下関駅を出発して、これからおよそ2時間近く揺られていく事となる。

貸し切りの秋芳洞行きバス (X-T1 + XF16mm F1.4R)
貸し切りの秋芳洞行きバス

長府辺りまではそこそこ乗ったり降りたりと、お客の出入りもあったのだが、その後は減る一方となり、常に2,3人程度のお客という状態になる。そして美祢を過ぎると後は終点まで貸し切りだった。1日8往復も走っている位の路線だから普段はもっと利用者が居るのだろうか・・・。

秋芳洞バスターミナル (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋芳洞バスターミナル

2時間も路線バスに乗るのは長いかなぁと思ったが、車窓も結構変化がありすぐに時間が過ぎてしまった。到着した秋芳洞バスターミナルは、複数の発着場所のある大きなバスターミナルなのだが、まるで人気がない上にシャッターを下ろした土産物店が並び、寂れ感が半端ない。

秋芳洞への通り (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋芳洞への通り

バスの方は下車するとすぐに走り去ってしまい、広いバスターミナルにポツンと取り残される。とりあえず秋芳洞方面へと歩いて行くと、ポツポツと観光客の姿も見え始め、こちらは営業している土産物店もあった。それにしても基本的にがら空きで、観光地とはいえ正月だとこんなものかな。

秋芳洞 チケット売り場 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋芳洞 チケット売り場

秋芳洞の受付では後で海響館にも行こうと思いトライアングルチケットを購入。普通に両方の入場券を購入すると3200円になるが、これだと2400円で済み随分と安い。海響館に行かないとかえって損になってしまうから、どうしても行く必要が出てきた。

秋芳洞 入り口 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋芳洞 入り口

まずは缶コーヒーで一休みしてから入場する。秋芳洞の入り口まではそこそこ距離があり、静かな川の流れに沿って歩いて行く。しばらくすると良く写真で見かける秋芳洞の入り口へとやってきた。

秋芳洞入り口付近 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋芳洞入り口付近

狭い入り口から内部に入ると一気に広い空間へと出て、水の流れる音が轟々と響きなんとも騒々しい。この辺り見た目には鍾乳石っぽくなくて、鍾乳洞というよりは洞窟といった雰囲気がする。

百枚皿 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
百枚皿

奥へ進む程に水の音も小さくなり静かになってきて、お客の少なさもありゆっくりと見て回る事ができた。見所は色々とあるが百枚皿はやはり美しい。

秋芳洞 黒谷口 (X-T1 + XF35mm F1.4R)
秋芳洞 黒谷口

最奥部まで進み黒谷口から外へ出る。冬とはいえ洞内は湿度も温度も高くて、おまけに上り坂という事もあり、すっかり汗をかいてしまった。

黒谷口の周囲には幾つか建物もあるが皆閉まっていて観光客の姿も全然なく、バスセンターと同じく何だか寂しい雰囲気がする。タクシーも暇そうに客待ちしていた。

X-T1 + XF16mm F1.4R

ここからは歩いて秋吉台へと向かう事にして道路を歩いて行く。きちんと歩道が整備されているので歩きやすい。

しばらくすると道路を外れた山道の方に展望台の標識が現れるので、山の中へと入っていく。歩いている人など他に誰もいないので静かな物である。あちこちで猪が地面を掘り返しており、ここで遭遇したらかなりヤバそう・・・。

秋吉台 展望台からの景色
秋吉台 展望台からの景色

木々に囲まれた中をしばらく進むと展望台の駐車場へと出た。まずはすぐ近くに見える展望台に上がり、広々とした秋吉台の景色を眺めてくる。先程までの山の中とは打って変わって本当に見渡すかぎり広々と開けている。

元祖夏みかんソフト (X-T1 + XF16mm F1.4R)
元祖夏みかんソフト

気がつけばもう昼になり何だか空腹感もあるので、近くで売っていた元祖夏みかんソフトを食べてみた。底までしっかり入っていてなかなか食べごたえがあり味もよかった。

秋吉台 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋吉台

とりあえずは目的地である秋芳洞&秋吉台には来た訳だが、まだ時間はたっぷりとあるので、丁度適当な距離にある長者が森という原生林まで、秋吉台を歩いてみる事にする。今日は冬とはいっても暖かめの日なので、こうして歩いていると暑からず寒からずでハイキングには丁度良い。

秋吉台 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋吉台

歩道は整備されており緩やかな勾配を上がったり下りたりしつつ、若竹山や妙見原といった所を経由して歩いて行く。偶に案内板もなく道が分岐していて、さてどちらへ行ったものか悩んだりもするが・・・。

長者が森 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
長者が森

適当に正解そうな道を選んで進んでいくと、ポツンと小さな森が見えてきて、これが長者が森だった。広々とした秋吉台の中で、ここだけ木々に囲まれていてなんだか不思議な存在の場所だ。

長者が森の祠 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
長者が森の祠

森の中に入ってみると祠があった。古井戸の跡等もあるらしいが特にそれらしい物は見当たらない。森とはいっても本当に小さな物ですぐに反対側に抜けてしまう。

しばらく周囲を見て回っていると、また歩いて戻れば丁度良さそうな時間になったので展望台へと引き返す事にする。同じ道から帰るのも何だか芸がないので、カルストロード(車道)の近くを通る遊歩道から戻ってみた。

秋吉台 (X-T1 + XF35mm F1.4R)
秋吉台

先程の遊歩道よりも、こちらの方がゴツゴツした岩がよく見えて景色が良かった気がする、まあ天候が回復してきて青空が広がってきたので、一層美しく見えるというのもありそうだが。

行きはえらく遠く感じたが帰りは何だか近く感じて、あっという間に展望台を過ぎ黒谷口まで戻ってきた。秋吉台はこれだけ歩きまわっても他に歩いている人には2,3組にしか出会わなかった。折角なのでもう一度秋芳洞を通ってバスセンターまで戻ってみる事にする。

秋芳洞入り口 (X-T1 + XF16mm F1.4R)
秋芳洞入り口

早歩きに秋芳洞を抜けてバスターミナルに戻ってくると、帰りのバスまでは30分程あり丁度よい時間だ。

X-T1 + XF16mm F1.4R

帰りのバスもまたがら空きで長府付近まで殆ど貸し切りだった。そして下関駅が近くなると急激に混み始めて、最後は立ち客も出る状態の中すっかり暗くなった下関駅へと戻ってきた。

(2016/1/3)

コメント

タイトルとURLをコピーしました