カメラ・パソコン・スマホなどを一式持って出かけようとすると、当然ながら荷物はそれだけでは済まない。充電器・バッテリー・ACアダプタ・各種ケーブル類などが当然のように付いてくる。時にはこういった付属品の方が場所を取ったり重かったりして何をか言わんやである。
そんな付属品の持ち運びにはカメラならカメラ用、パソコンならパソコン用の専用ポーチにまとめた上で、バックパックに詰めていくことが多い。しかしケーブル類のように共通して使う物もあるので、せっかく分けておいてもスマホのためにカメラのポーチを引っ掻き回すような事も多々あった。これでは無駄に散らかり片付けが面倒だし、ポーチだらけでバックパック内のスペースにも無駄が多い。
これは何とかせねばという訳で、全ての付属品を1つのポーチにまとめてはどうかと考えた。そんな都合の良いポーチはないかと探していて目に留まったのが、バッグスマートのPC小物収納用ポーチであった。
平べったい大きな弁当箱のような形をした外観で、緩衝材まで入った丈夫な外装はちょっとやそっとでは痛みそうにない。サイズは実寸なので多少の誤差はあると思うが、幅25cm、高さ19.5cm(持ち手を除く)、奥行き7cmといったところ。重量は217gだった。
上部にはこのまま持ち歩く事でも想定しているのかと思わせる、やたらしっかりとした持ち手が付いていた。側面(使用時には上面だけど)は3方向がジッパーになっていて大きく開けることができる。
カラーは「イエロー・グリーン・グレー・ブラック」の4色があり、選んだのは最も派手なイエローだった。もし外で使うなら目立たないグレーかブラックにする所だが、用途的に使うのはホテルなどの室内だろう。そうなると派手な方が目立つので、バックパック内にあっては探しやすく、室内にあっては置き忘れの事故防止に役立つという訳だ。
内部は大きな1気室となっていて付属のパーティションで区切って利用する。また外側のパリッとした素材とは対照的な柔らかな素材が使われていた。そして蓋となっている部分の内側にはメッシュポケットがあり、さらにその中に小さなSDカード用ポケットが付いていた。
パーティションは側面にベルクロで固定するのだが、底面が何も固定されていない上にとても柔らかいので、簡単に動き回ってなんとも頼りなく感じた。これはキッチリ区切るためというより、収納物同士がとりあえず接触しないため程度の役割と考えた方が良さそうだ。
SDカードポケットは1枚しか入らないしあまり実用性は感じない。これなら複数枚収納できるSDカードケースをこのメッシュポケットにでも入れておいた方が良いというもの。それならたっぷり保管できるしカメラと一緒に持ち出すのにも都合が良い。
さて実際に収納を試してみることにして下記の品々を入れてみた。
- 富士フィルム充電器 ☓ 2個
- キヤノン充電器
- ポータブルHDD ☓ 2台
- 4口電源タップ
- USBハブ
- USBハブ用 ACアダプタ
- USB充電器
- Macbook用 ACアダプタ
- Macbook用 Digital AV Multiport アダプタ
- ケーブル類
さすがに厳しいかなと思ったけど、こうして入れてみるとまあピッタリだった。不満といえばケーブル類を全部まとめてメッシュポケットに入れたのでゴチャゴチャになることくらい。それ以外には満足の行く結果となった。後はこのままバックパックに放り込めば、どこへでも手軽に持っていけるという訳だ。
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