
旅や登山に使用するリュックは色々なメーカーを使用してきたけど、近年ではパーゴワークス製品を愛用している。なかでも気に入っているのがRUSHシリーズで、トレイルランニングでの使用を想定しているだけに、軽量でありながら使い勝手や使い心地がとてもいいのだ。いくつもの容量が用意されているのもいいところで、荷物量に合わせて20Lの「RUSH 20」と、30Lの「RUSH 30」を使い分けるのが定番になっている。
そんなRUSHシリーズには満足していたけど、容量的に30Lは少し小さく、20Lは少し大きいことが多いのと、ゆったり歩くにはデザインが少々スポーティーすぎるのが気になるようになってきた。そこで同じパーゴワークスにある、落ちついたデザインかつ機能的な作りで、16Lと33Lというちょうどいい容量のあるBUDDYシリーズに乗り換えることにした。
購入と比較
必要なのは16Lの「BUDDY 16」と、33Lの「BUDDY 33」だけど、いきなり両方というのはリスキーなのでとりあえず「BUDDY 16」のみを手に入れた。
まずはこれまで使用してきた「RUSH 20」の2023年モデルと比較してみる。見た目としては全然ちがうのだけど、形状としては下部より上部のほうが幅も奥行きもあるという点で共通している。そのためどちらも開口部が大きくて出し入れがしやすく、普通に詰めていけば自然と重心が高くなってくれる。

並べるとサイズ的にはほとんど同じだけど、容量としてはRUSHのほうが3Lほど大きいことになっている。RUSHはポケットが充実しているためその分だけ容量が多いためのようだ。またRUSHのほうが細部まで凝った作りでありながら、素材が薄いこともあって軽く、背負ったときの一体感も含めてまさにトレイルランニング用という感じ。

両者に触れてみるとRUSHのほうが細部まで作り込まれていると思うし、1分1秒を争って走るのであればもう間違いなくRUSHだなとは思う。いっぽうゆったり歩く旅や登山のお供としては、しっかりした生地で、どこにあっても馴染むデザインのBUDDYがいいなとも思う。
| 製品名 | サイズ | 重要 | 容量 | 主素材 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| BUDDY 16 | 45x23x20cm | 490g | 16L | 330Dナイロン | 16,500円 |
| RUSH 20(2023年モデル) | 43x28x20cm | 450g | 19L(ポケット含む) | 100Dナイロン、ストレッチメッシュ | 23,100円 |
外観
BUDDY16の外まわりを上から下に細かくみていく。
最上部には大きな持ち手がついていて手で提げるときはとても持ちやすい。これとは別にショルダーベルトの最上部にも持ち手があり、メイン気室の開口部を挟んでふたつも持ち手があるというデザインになっている。提げるだけならひとつあれば十分な気がするけど、メイン気室への荷物の出し入れのときに利用することを想定しているようだ。

上面にはメイン気室と小物入れの開口部があり、それぞれジッパーで開閉するようになっている。ジッパーはいずれもYKK製で動作は滑らか。

メイン気室の開口部は両サイドにコンプレッション用の紐がついている。引っ張ることで上面を下方向に圧縮することができる。簡単なものなので荷物を圧縮するというよりは、リュックの形をきれいに整えるためのものという感じである。
いっぽうで登山用のリュックによくある前後方向へのコンプレッション機能はない。よくみると上下方向に生地を接合している黒い部分には、いたるところスリットが設けられているので、基本はシンプルなデザインとしつつ、必要なら自分でバンジーコードを通してなんとかしてというスタイルのようだ。

両サイドには500ml程度のボトル類を収納できるポケットがある。ショルダーベルトにはボトル用のポケットがないので、別途ボトルホルダーなど付けない限りは、自ずと行動中の飲み物はここに収めることになりそうだ。

前面にはデザイン上のアクセントにもなっているフックがついている。公式にはヘルメットやギア類の取り付けに便利としてあるけど、個人的にはこれといって使い道は思い浮かばない。使い込んでいくうちになにか思いつくかもしれない。ないと困るようなものではないが、これがないとデザイン的にBUDDYらしくないので、ある意味で重要なアイテムである。

ショルダーベルトは凝った作りのRUSHに比べるとシンプルで、左右を結ぶチェストストラップのほかには、スマホの収納に適したストレッチポケットが左右両方にあるのみだ。シンプルながらチェストストラップは上下に高さ調整ができる。
RUSHのショルダーベルトには大型のポケットがあり、ボトルから小物類までなんでも収まるので比べると収納力では大幅に劣るのだが、BUDDYのショルダーベルトは細身であるため収納用品を取り付けることでカバーができる。特にパーゴワークスのSNAPは便利で、これを付けると小物収納ではむしろRUSHより使い勝手がよいくらいだ。そして大型ポケットがないため見た目がスマートなので普段使いにはとてもいい。

背中に接して汗だくになりやすいバックパネルは、パーゴワークスおなじみの取り外せる構造になっているので、丸洗いしなくてもここだけ洗濯や乾燥が手軽にできるので便利。RUSHと比べるとクッション性を重視したのか、厚みがあってスポンジも密度が濃い感じがする。もっとも背負ったところでは特段のちがいは感じなかったけど。

付属品はバンジーコードくらいでレインカバーはついてない。街歩きなら基本的に傘だからなくても特に困らないけど、山歩きとなるとやっぱり欲しいので、これは別途購入する必要がありそうだ。
内部
外観のつぎは内部をみていくけど、収納部としてはメイン気室のほかに小物入れがひとつあるのみ。いずれも上部にあるジッパーを開閉してアクセスする。
小物入れは約19x22cmで、メイン気室のなかに吊り下げた袋になっている。片面はナイロンだけどもう片面はメッシュになっているので、特に防水性については考慮されていないようである。メッシュなのでメイン気室のほうからも内部が確認できる。財布やチケット類のような頻繁に利用する小物類はここに入れておくと便利そうだ。

メイン気室のほうは単なる大きな袋のようなもので、他社とちがう凝った工夫のようなものは特になさそう。背中側にはA4サイズくらいのポケットがあり、ノートPCやタブレットを収めるのに使えそうだ。残念なのは私は旅先で得た資料などを、A4のクリアファイルに収めるのだが、A4サイズにぴったりすぎてクリアファイルを入れるのには厳しかった。

まとめ
ひと通りいじってみたけど日常使いから旅に登山にと、どんな場面でもこなしてくれる作りとデザインで気に入った。RUSHシリーズの一体感ある背負い心地や、かゆいところに手が届くような使い勝手は捨てがたいけど、私の使い方としてはBUDDYのほうが向いていることを認識した。早くもBUDDY33が欲しくなってきた。


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