
RICOH GR III は背面のマクロボタンを押すとマクロモードになる。遠景の撮影はできなくなるけど最短撮影距離がぐっと縮まり、小物や草花の撮影でも困ることがないほど撮影倍率が高まる。クロップと組み合わせれば指先ほどの小さなものでも大きく捉えることが可能だ。
問題点
寄りたいときはマクロボタンを押すだけでいいのだから、これは便利だと思ったけど、しばらく使用していると不満を感じるようになってきた。
原因は絞り優先時の低速シャッター限界を1/30にしているため、通常撮影ではよくても、マクロ撮影だと高確率で手ブレが発生すること。フォーカス設定はセレクトAFを使用しているけど、マクロ撮影では精密に合わせられるピンポイントAFがいいこと。加えて背面の十字ボタンを測距点移動優先にしたことで、マクロボタンを押すだけでマクロモードにすることができなくなったことなどである。
設定登録
マクロ撮影のたびに細々と設定を変更するのは現実的ではないので、我慢して使用していたけど、ほどなくマクロ撮影用の設定をユーザー設定に登録することを思いついた。GRには好みの設定を登録して、モードダイヤルに割り当てられる機能あるのだ。
そこで通常設定からは以下の部分を変更してユーザー設定に登録。それからモードダイヤルのU1に割り当てた。
マクロモード(オン)
これがないとはじまらない設定なので当然のようにオン。
露出モード(Av)
絞りさえコントロールできればいいので絞り優先に設定。絞りはF2.8だとボケすぎることが多いので、基本はF4にしていて必要に応じて変更している。
フォーカス(ピンポイントAF)
精密にピントが合わせられるようにピンポイントAFにする。
AF補助光(オン)
通常のスナップ撮影では突然発光してほしくないのでOFFにしているけど、マクロだと薄暗いことが多いことや、光ったとて困ることもないのでON
ISO感度設定(オート)
重要な設定がこれで絞り優先かつISOオートにしているが、感度上限は薄暗い場所での撮影が多いことや、十分使える画質であることから6400に設定。低速シャッター限界は1/125まで上げている。

撮影
マクロ撮影用の設定をモードダイヤルに割り当ててみたところ、モードダイヤルをU1に回すだけでマクロ撮影ができるようになり、感じていた不満はすっかり解消した。撮りたいと思った小物や草花があれば素早くシャッターを切ることができる。レンズ交換式カメラにマクロレンズを使用していたこともあるけど、それ以上にマクロ撮影が捗るようになり、いまではGRを使う上で欠かせない設定になっている。

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