FUJIFILM XF23mm F1.4 の付属フードはプラ製の大きな花型で、フードとしては効果的な作りで良い物なのだが、それ故に存在感がありすぎた。そこで以前の記事では、レンズに似合うコンパクトな金属製フードを求め、社外品のフードをいくつか試してみたのだが、満足できるフードには出会えなかった。
同じフジの広角レンズでも XF16mm F1.4 には、角型メタルフードが別売りで用意されていて、これがコンパクトで使い勝手も良いため、XF23mm に無いことを残念に思っていたのだが、それがついに XF23mm 用も発売されたというので早速入手してみた。
開封
パッケージの外観は見なれたいつものデザイン。裏面には付属するキャップの装着図があり、これが唯一の使い方の説明になっている。付け加えると中国製である。
中にはフード本体とキャップのみが入っている。
外観
外観はアルミ削り出しの、分厚くしっかりした作りで、手に持つとずしりとする。全体的な作りや構造は XF16mm 用の角形フード LH-XF16 とほぼ同じだ。
裏側はレンズ本体への取り付け部分だけプラ製になっている。
キャップはプラ製で、上方向からスライドして取り付ける。同じ構造の LH-XF16 は固めだったが、これはそれに比べて緩めになっている。取り付けると軽くロックされるので勝手に落ちるような事はない。
付属のフードと並べてみると、長さは半分くらいに収まっているのがわかる。
装着
レンズに装着してみると付けっぱなしでの使用が前提なのか、取り付け時は付属フードに比べてかなり固く、グッと力を入れて回す感じだ。それ故に一旦取り付けてしまえばガタツキ等は一切ない。表面の仕上げはレンズと同じなので一体感が素晴らしい。
フード先端が平面なのでフード側を下にして置いても安定する。
X-T1に装着してみると、付属フードに比べて見た目のバランスはかなり良いと思う。
ひと通り触ってみたが、コンパクトで一体感あるデザインの金属製フードを探しているなら、とても良いものだと思う。逆に言えばデザインや使い勝手の面で拘りがなければ、7千円前後も出して購入する間でもなく、より遮光性に優れた付属フードで十分ではある。
私はといえば16,23,35と角型フードで統一してしまった。
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