2016年大晦日のこの日、千本松原で今年最後の日の入りを見ようと沼津に向かっていた。ただ時間が早すぎて肝心の太陽はまだ頭の上。そこでまずは隣の三島に向かい、三嶋大社を参拝しておこうと三島駅へとやってきた。
ホームには立ち食いそばもあり美味しそうだが、まずは三嶋大社に向かおうと駅を出る。駅周辺は観光客なのか地元民なのか知らないが人が多くて賑やか。その一方で駅前から伸びるアーケードを進むと、こちらは対象的に寂れていた。
ちょうど通り道にあった白滝公園に立ち寄ると、足元にはゴツゴツとした溶岩の姿があり、澄んだ水が湧き出している。これらは富士山によるものだろうか。その脇を流れる桜川という川も澄んだ水がサラサラと流れ街中とは思えない美しさだ。
三嶋大社にはそんな桜川沿いの歩道を進んでゆく。
そして見えてきた三嶋大社の鳥居はやけに小じんまりとしている。まあ向かおうと思ったら近くの人が「裏から入るの?」と話しているから、ああそういうことねと一緒に正面に周る。
こちら側には大きな鳥居があり、大晦日とあってか周囲では出店の準備が着々と進む。あと半日もしたら足の踏み場もないような賑わいになるのだろう。
初詣の少し前とあって空いているかと思ったが、すでに結構な人出で境内は賑わっている。広い境内は1万5千坪ほどあるそうで、大きな池の間を通り抜け、さらに総門をくぐり、これまた立派な社務所の前を通り抜けと確かに広い。
境内ではそこかしこで初詣の準備が進んでおり、順路を示す大きな看板があちこちに立つ。
そうしてやってきた拝殿は江戸時代末期の建築という、どっしりした重厚感ある作り。国の重要文化財にもなっているそうだ。
参拝を済ませると最後に御朱印を頂く。複数の受付けがあったが順番待ちになるという賑わいだった。
こうしてほんの1時間ちょっとの三島滞在を終えて沼津へと向かった。
(2016/12/31)
コメント