2015年3月14日、北陸新幹線が開業したことで並行する北陸本線が第三セクター化された。そして誕生したのが「あいの風とやま鉄道」と「えちごトキメキ鉄道」という2社だが、両者をまたがって利用するほとんどの場合は泊駅で乗り換えが必要となる。先日第三セクター化後に初めて泊駅を挟む区間を利用して、この乗り換えを体験する事となった。
今回は富山から直江津方面へ向かっていたので、あい鉄の列車で泊駅へとやってきた。すんなり入線するのではなく、まずは泊駅の手前で一旦停車して、それからゆっくりと2番線に入線した。
既に同じ2番線にはトキ鉄の直江津行きが入線していて、2つの列車が同じホーム上に並んで停車する形だ。そしてドアが開くと同時に乗客がドッとホームに降りて、大半の乗客が前方に停車するトキ鉄の列車に移動した。混雑時などは先頭車両で待機していないと乗り換えた先で座席がないなんて事にもなりそうだ。
以前はここで乗り換えなんて事はなかったので何とも手間がかかることになった。乗り継ぎには割りと時間に余裕を持たせてある列車が多く、今回も10分ばかり余裕があったのでホームに降りてくつろぐ人の姿も見られた。以前は何てことなく通り過ぎる途中駅で大した印象にも残っていなかったのに随分と変わったものである。
これより先のトキ鉄列車は電化されてはいるものの気動車だ。電車からの乗り換えだからエンジン音で騒々しいかと思いきや、さすが新しい車両だけあって静かで乗り心地は良かった。
今まではこの区間で乗車する車両といえば国鉄型の475系がほとんどだったから、乗り換えに時間と手間はかかるものの、新しい車両ばかりで乗車している分には随分と快適になった。
(2016/5/28)
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