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ダニ取りに Tick Twister を購入してみた

野山を歩いていて出会いたくない生き物といえば、クマ・スズメバチ・マムシといった攻撃されたらすぐ命に関わるものがまず思い浮かぶ。それにつづくのが小さく地味な存在でありながら、厄介なことを引き起こすヒルとダニである。

ヒルはといえば苔むす渓流のような、心癒される景色のなかで容赦なく食いついてきて靴下を血に染める、気分を天国から地獄に叩き落としてくれる嫌な奴だ。

いっぽうのダニは笹薮をかき分けたりすると結構な確率でくっついてくるうえ、気づくのが遅れるとしっかり食いついているうえ、押せども引けども取ることができない厄介な奴だ。痛くも痒くもないし血まみれになることもないが、徐々に皮膚深くまで食い込んでくるうえ、場合によっては感染症で死に至ることもあるから放置もできない。かといって取ることはできずで途方に暮れることになる。

嘘かまことかそんなダニを簡単に取れる Tick Twister なる道具があるというので、これは常に携行すべきものだと思い購入してみた。使ってみないことにはサイズからして何がいいのかわからないので、大中小の3本が、携行用のケースに収められたものを選んだ。

外観は釘抜きをミニチュア化したような形状で、大サイズでも全長6cmほど、小サイズになると4cmほどしかない。単体だとどこかに紛れ込んでしまいそうなほど小さく、ともすると破損しかねないが、付属しているケースはしっかりしたものなので、携行するには収めておくとちょうどいい。ケースはカラビナを一体化したような作りになっているので、そのまま引っ掛けることもできるなどよく考えられている。

重量は指先でつまんで使うほど小さいだけに3本でも約2グラムしかない。ケース込みにしても約12グラムと軽い。ダニ被害のことを考えたら常備しておくべきものだろう。

使い方はダニと皮膚のあいだに、釘抜きの要領で先端の爪を差し込み、あとはくるくると回しながら引っ張ればダニがするりと抜けてくるという。どれだけ引っ張っても取れてこなかったあのダニが、本当にそんなに簡単に取れるのかと思えるがそうらしい。背中だったりすると自分ではどうしようもないので、これだけで万事解決とはならないけど便利なものだ。

さっそく試してみようとリュックに入れていくつもの山を歩いてみたけど、ダニよけのお守り効果でもあるのか、ダニの姿すら目にしなくなってしまった。出会わないに越したことはないとはいえ、どうでもいいときはよく目にするのにどういうことかと思う。

とりあえず必需品としてリュックには収めたけど、どれだけ使えるアイテムなのかは未知数なままである。

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