
先日は付属フードがプラ製で大柄なXF23mm F1.4Rに、金属製のコンパクトなフードがないか探してみたが、XF56mm F1.4Rも同じように付属フードがプラ製で大柄なので、同じようにいくつか社外品のメタルフードを試してみた。
純正丸型フード

まずは付属の丸型フードだが、大きなプラ製のバヨネットフードになっており、遮光効果や使い勝手は良い。そして大きいだけに存在感も大きく、プラ製であるがために本体の質感に比べると少し安っぽい。
使い勝手の面ではバヨネットフードなので、長い望遠フードを逆付できるのが大きなメリットだ。ちなみにこのフードは外さなくても先端に77mm経のキャップが取付可能である。

使っているとフードの取り付け部分がレンズ側と擦れて、フードの取り付け部が削れた粉なのか、白っぽい粉がレンズ側に付着するのが少し気になる。同じようなフードでもXF90mmの物はこんな事はないのだが…。
汎用丸型メタルフード

八仙堂で購入した望遠用の汎用メタルフードで、コンパクトなので付けっぱなしにしていても、さほど邪魔にはならずスナップ撮影には取り回しが良い。
見た目はフード内蔵型の中望遠レンズのようなデザインだ。ただコンパクトなのは良いが、塗装が本体とは違っていて微妙に一体感がないのが残念。またフード先端には67mm経のキャップが装着可能だ。

ニコン HN-23

ニコンの85mm用メタルフードで、うまい具合に画角も口径も同じで装着する事ができる。同じ換算85mm用だけの事はあり、デザインやサイズは実に良くマッチしていて、塗装もかなり近い色合いとツヤで違和感がない。
長さは純正より短く幅もほんの少しだが細いので、取り回しも良かった。ねじ込みフードは脱着が面倒だが、付けたままでも先端に77mm経のキャップが装着できる。

スペック
種類 | 全長 | 重量 | 参考価格 |
---|---|---|---|
純正丸型フード | 50mm | 28g | 付属品 |
汎用丸型メタルフード | 39mm | 34g | 1,500円 |
ニコン HN-23 | 39mm | 30g | 1,254円 |
まとめ
3種類を試してみた結果はXF23mmの場合と同じで、効果と使い勝手を優先するなら純正フードがいい。コンパクトさを優先するなら汎用フード。デザインが優先ならニコンフードといったところである。特にHN-23はフード付けっぱなしの運用であればおすすめ。
とはいえ広角系と違い望遠系のフードはどれも似たようなデザイン、そしてサイズになってしまうので、金属製への拘りがなければ付属フードでも良いかなとも思う。
追記
ここで紹介したのは丸型ばかりだったが、XF23mm F1.4R用に発売された角型メタルフードのLH-XF23が装着可能で、これがコンパクトでデザイン的にもマッチしているので、角型好きやコンパクトさ優先の方にはベストかもしれない。
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初めてまして。
こちらの記事を見て、Nikonフード使ってみました。
見た目ばっちりですね!
先端にキャップを付けて、付けっぱなしで運用します。
コメントありがとうございます。
ニコンフードとの組み合わせは純正品のごとくしっくりきていいですよね。
フジがこのデザインのバヨネットフードを出してくれないものかと思うところです。