旅行中に汎用的に使用できる三脚として、JOBYのゴリラポッドSLR-ZOOMを購入した。通常の三脚では荷物になりすぎて持っていく気にならず、かといって単なるミニ三脚では、テーブルに置く程度の使用と用途が限定されすぎる。その点でこのゴリラポッドは軽量コンパクトでありながら、不安定な場所への設置や、さまざまな物に取り付けての使用と、非常に汎用性が高い便利な三脚なのである。
今回購入したゴリラポッドSLR-ZOOMには雲台が付属していないので、同時にベルボンの小型雲台QHD-33も購入したのだが、両者を組み合わせる前に、まずはゴリラポッドの本体から見ていく事にする。
パッケージ裏面には使用シーンが載っていた。
開封して本体を取り出すと付属品といったものもなく、まさに本体だけというシンプルな構成だ。
雲台は付属していないがネジは付いているので、このまま三脚やカメラを回転させて装着すれば、普通に三脚として使用する事ができる。ただ当然ながら雲台がないので、カメラの向き等の調整には苦労する事になる。
ゴリラポッドが最も特徴的なのはこの柔軟に曲がる脚だろう。壁のような物理的に巻きつける事も置くこともできない場所以外ならば、どこにでも設置できる位に柔軟性が高い。
一番下の石突き部分は当然ながら、それ以外も白い部分は全てゴム製になっている。そのため色々な場所に取り付けても滑りにくく、取り付けられた側も傷つきにくくなっている。
ゴリラポッドSLR-ZOOMだけでも使えない事もないのだが、雲台を付けない事にはカメラの角度や方角の調整が満足にできない。そこで一緒に購入したのがベルボンのQHD-33というコンパクトな自由雲台で、これ以上大きいと三脚のコンパクトさがスポイルされ、逆に小さいと一眼に使用するにはちと頼りないという点で、自分の用途には絶妙なサイズ感の雲台である。
カメラの固定方法としてクイックシューがあまり好きではないので、ダイヤル式で着脱できるというのもこの商品を選んだポイントだ。
パッケージ裏面には簡単な説明が記載されている。
開封すると本体の他に説明書と保証書が付属していた。
サイズはフジノンレンズの中でもコンパクトな、XF35mmと比べても小さいこのサイズ感だ。
ゴリラポッドに取り付けている。これで三脚とは別にカメラだけ動かす事ができるようになり使い勝手が一気に上がる。
重量は雲台+ゴリラポッドで378グラム位になる。
足が柔軟に曲がるので、こういった段差のある所は余裕で置ける。
そして巻きつけて使用する事もできるため、三脚の脚のような棒状の所にでも取り付ける事が可能だ。
軽量コンパクトで持ち運びに便利な上に、様々な場所にカメラを固定できるので、旅に持ち歩くにはピッタリの三脚なのである。
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