ProGrade DigitalのSDカードを導入する

ProGrade Digital SDカード V60

デジカメを使えば使うほど本体よりSDカードの信頼性が気になるようになった。SDカードのトラブルに何度か遭遇し、見た目に不具合が分からないこともあり、正常に機能しているのか不安になる。加えて読み書き速度も気になるところで速い方が何かと捗る。厄介なのはどちらも上を求めると価格が跳ね上がることで、価格と性能のバランスからSanDisk ExtremePROの並行輸入品を使用しているのが現状だ。

しかしSanDiskの並行輸入品というのが曲者で偽物が多いことで知られる。信頼性を求めて偽物を掴まされては本末転倒というもの。国内正規品ならば安心だが価格が一桁も違うとあっては、1枚だけならまだしも5枚6枚と購入するのはためらわれる。

そこで目をつけたのがProGrade Digitalの製品。価格を見るとUHS-II V60の64GBが5,000円ほどと手頃で、全品検査で信頼性は高く、読み書き速度はUHS-IIだけに速い。そして正規品なので偽物の心配もないと良いこと尽くめ。これならSanDiskの並行輸入品よりずっと良いではないかと、お試しで1枚導入してみることにした。

プログレードデジタルとサンディスクのパッケージ比較。
(左)ProGrade Digital(右)SanDisk

ProGrade DigitalのSDカードは同じUHS-IIでもV90とV60があり、読み込み速度は300MB/sと250MB/sでどちらも十分速いが、書き込み速度は250MB/sと130MB/sでV90の方が2倍近く速い。その代わり価格も2倍になる。殆ど連写をしない私は迷うことなく安価なV60を選んだ。

パッケージを手にして驚いたのは、SanDiskのそれと比べてとても簡素なことで、中身のサイズが同じとは思えないほどコンパクトで無駄がない。これによってゴミが減って1円でも安くなるなら良いことだ。中身の方はUHS-IIとなって端子が8ピン増えた他は、見慣れたいつものSDカードである。

プログレードデジタルとサンディスクのSDカード比較。
(左)ProGrade Digital(右)SanDisk

気になるのが読み書き速度で、ProGrade DigitalとSanDiskのカードを計測比較してみる。使用した環境は下記の通り。

PCMacbook + USB-C Digital AV Multiportアダプタ
カードリーダーSanDisk ImageMate Pro
計測ソフトBlackmagic Disk Speed Test
SanDiskExtremePRO SDXC UHS-I SDSDXXY-064G-GN4IN
ProGrade DigitalSDXC UHS-II V60 250R 64GB

計測すると実行毎に数MB/sほど前後するものの概ね下記の結果となった。

書き込み読み込み
SanDisk75 MB/s86 MB/s
ProGrade Digital107 MB/s205 MB/s

予想では書き込みは似たようなもので、読み込みがProGrade Digitalが大幅に速いと思ったが、実際には両方ともProGrade Digitalが大幅に速かった。UHS-IIのSDカードを使用したのはこれが初めてだったが、UHS-Iには戻れなくなりそうな差がある。

ちなみに試したことはないがSanDiskの方は専用のカードリーダーを使うことで、170MB/sでの読み込みに対応するという。とはいえProGrade Digitalもネットの情報を見ると250MB/sくらい出ている方もあるので、それぞれ最良の環境で比較してもProGrade Digitalが速いことに変わりはなさそうである。

Macbookとサンディスクのカードリーダーを使用して、読み書き速度を計測。
読み書き速度を計測

購入してからX-T1で1万枚ほど撮影したが何も問題はなく快調そのもの。殆ど連写をすることがないので書き込みの高速化については特に恩恵は感じないが、データ量が大きいだけに読み込みが速いのは助かる。書き込み速度は求めないが、読み込み速度は求めるという私のような使い方には、書き込み速度を妥協する代わりに安価なV60はちょうど良かった。

信頼性・速度・価格のバランスが絶妙ですっかり気に入り、より魅力的な製品を見つけるまでは、新たにSDカードを購入するならProGrade Digitalに決めた。