全線全駅完乗の旅

紀勢本線 全線全駅完乗の旅 5日目(多気〜佐奈)

2019年12月27日、明け方の松阪駅、ホームの屋根を激しく雨が叩いていた。吹き抜ける風は凍えるように寒い。体をゆらし足踏みをしながら列車を待つ。 6時47分、新宮行きの普通列車が滑り込んできた。亀山...

稲佐山で迎えた『2022年』初日の出

2022年1月1日、午前5時の長崎駅前を歩いていた。県の中心地とはいえ元日早朝とあってか人通りはなく、車もたまに走り抜けていく程度でひっそりしている。見上げる空には星がまたたき、街灯は所在なさげに路面...
山と旅の道具

ダウンジャケットの携行には圧縮ドライサックが便利

冬場になると持ち歩くことが増えるダウンジャケット。暖かさも然ることながらコンパクトに収納できるのも魅力のひとつだ。しかしいくらコンパクトになるとはいえダウンの量が多いものだと結構かさばる。そこで私は詰...
山と旅の道具

旅行にテン泊に「折りたたみハンガー」が便利

テント泊をしながら山歩きをしていたときのこと、雨に祟られすっかり濡れてしまった衣類などを、テント内に張った細引きに吊るして乾燥させていた。しかしきれいに広げて吊るすことは難しく、ハンガーでもひとつあれ...
全線全駅完乗の旅

紀勢本線 全線全駅完乗の旅 4日目(六軒〜多気)

2018年4月2日、月曜日、まもなく8時になろうとしている。平日朝のラッシュを避けて少し遅めに津駅にやってきた。空には青空が広がり旅日和だけど、黄砂の影響なのかくすんだ青色ですっきりしない。 ホームに...
全線全駅完乗の旅

紀勢本線 全線全駅完乗の旅 3日目(阿漕〜六軒)

2018年1月1日、三重県の千代崎海岸で初日の出を迎えた。 暖かみのある光に照らされた砂浜では、目的を同じくする大勢の人たちが思い思いの時を過ごしている。気勢を上げる集団や、写真撮影に走りまわる爺さん...
全線全駅完乗の旅

紀勢本線 全線全駅完乗の旅 2日目(一身田〜阿漕)

2017年12月31日、午前8時の亀山駅前に立つ。雨は止んだばかりのようで、路面には水たまりが残り、空はどんよりしている。災害で不通となっている関西本線の代行バスが停まっていて、案内係が改札を出てくる...
全線全駅完乗の旅

牟岐線 全線全駅完乗の旅 12日目(浅川〜海部)

2020年7月2日、牟岐線の旅もいよいよ最終日である。これで当分徳島を訪れることもないのかなと思うと、嬉しいような寂しいような複雑な気持ちで朝を迎えた。 今宵は夜行バスで徳島を離れるので荷物をまとめて...
全線全駅完乗の旅

牟岐線 全線全駅完乗の旅 11日目(辺川〜浅川)

2020年7月1日、今日からレジ袋が有料になった。徳島駅前のコンビニで朝食用にパンを購入すると、さっそく店員がレジ袋をどうするか尋ねてきた。しっかりエコバッグを用意してきたので自分で詰めていく。じきに...
全線全駅完乗の旅

牟岐線 全線全駅完乗の旅 10日目(日和佐〜辺川)

2020年6月30日、明け方の徳島市内は激しい雨のなかにあった。 宿の部屋から薄暗い街路に叩きつける雨を見つめる。風にあおられた雨粒が窓に降りかかり、軒下に吹きこんでいる。傘が役に立つとは思えない降り...
全線全駅完乗の旅

牟岐線 全線全駅完乗の旅 9日目(木岐〜日和佐)

2020年6月29日、早暁の徳島駅に夜行バスから降り立った。 およそ1年ぶりとなる牟岐線の旅である。本来であれば春に訪れる計画であったが、コロナ禍でそれどころではなくなり、悶々とした日々を送っていたが...
全線全駅完乗の旅

牟岐線 全線全駅完乗の旅 8日目(阿波福井〜木岐)

2019年7月31日、汗を浮かべながら列車に飛び乗った。余裕を持って宿を出たはずが、帽子を忘れたことに気づいて取りに戻ったり、朝食用のパンを買ったりしていたら、いつしか発車時刻が迫っていた。日差しのな...
全線全駅完乗の旅

牟岐線 全線全駅完乗の旅 7日目(阿波橘〜阿波福井)

2019年7月30日、宿を出ると青空が広がっていた。昨夜の天気予報では曇から雨になっていたので、その心づもりで準備をして就寝したのだが、真逆の天気を前に戸惑うばかり。雨具を置いていこうか迷いながらもそ...

北の脇海岸で迎えた『2021年』初日の出

2021年1月1日、元日の朝を徳島市内で迎えた。暖かな布団をどうにか抜け出し、静寂と冷気に包まれた街を徳島駅に向かう。冷凍庫を思わせる寒さは堪えるが、空には眩しいほどの月が浮かび、晴れているという確信...
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